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修学旅行、バス不足深刻

 今年12月に古希を迎える私の小・中・高の就学期は、随分遠い過去の物語となりました。この就学期、色々な思い出が積み重なって記憶に残っています。良い思い出の筆頭格と挙げたいのは修学旅行です。

 小学校は一泊二日で熊本へ。今は亡き両親にお土産を渡した記憶があります。中学は船に乗って関西へ三泊四日、高校はなんと南九州一周で一泊二日でした。母校竹田高校は私達の直前までは就学旅行そのものがありませんでした(3歳下の妻はM高校の出身ですが、進学校だったので修学旅行はなかったそうです)。

 とこう綴ったのは昨今の修学旅行事情が児童・生徒達にとって厳しい状況に陥っているからです。今日(3/25)の日本経済新聞の記事の見出しは【修学旅行 バス不足深刻】【行き先・時期見直し相次ぐ】。2020年初頭のコロナでパス運転手が離職し、2024年には労基法による時間外労働規制が運送業にも適用され始めたことから、パス運転手の長時間労働・拘束に厳しい枠が設けられました。併せてインバウンド需要の急速な高まり。パス運転手の人手不足は深刻になっています。バスがあっても動かせないのです。

 就学期の子ども達の楽しみの1つ、就学旅行にもこのバス(運転手)不足が強烈なパンチを見舞っています。送り出す家庭の費用負担も高まっています。新聞記事によれば、2023年の中学生一人当りの修学旅行費は2018年より9%増えて7万456円、高校では8%増の11万707円だったそうです。物価上昇が基調となった昨今、我が子の楽しい思い出作りにと送り出す父母の懐具合は大変厳しくなっているようです。

 小中高の学校側は実施時期をずらしたり行き先を変更することで費用の増加に対応しようとしているようです。旅行会社もまた大変です。旅行計画は1年位前から学校と調整していくと思いますが、決定した金額より旅行時はUPしている可能性もあるからです。旅行会社の収支は黒字減少又は赤字になる可能性すらありそうです。

 私は子ども3人が既に就学期を終えて独立しています。孫はまだ小さいので「修学旅行を楽しんできてね」と送り出す場面は当分の間ありません。それでもこんな記事を書かずにおられなかったのは、小中高生によって、修学旅行は一生記憶に残る旅行であると思っているからです。お父さん・お母さん、そして関係者の皆さん、がんばって下さい~。