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セブンイレブン、名札の名前表記を役職・頭文字にする理由

 10月29日(火)付けの日本経済新聞に興味深い小記事が掲載されていました。見出しは[セブン、名前表記を役職・頭文字に]とありました。この記事を読むとCVS最大手のセブン・イレブンがお客様からのカスハラ防止の為に、これまで名前表示にしていた名札の記載方法を変えることにしたとあります。ここまでカスハラ対応に苦慮しなければならないのかと理解した次第です。

 カスハラとはカスタマーハラスメントの略です。セクハラやパワハラは法律によって規制がかかっていますが、パラハラはまだ法定化されていません。東京都が来年4月の施行を目途にカスハラ条例の策定に動き始めています。それほどカスハラは社会問題化していると言えるでしょう。

 カスハラの定義は定まっていません。簡単に要約すると「お客様からの苦情のうち、要求内容の妥当性に照らして、要求を実現する為の手段・態様が社会通念上不相当のものであって、労働者の就業環境が害されるもの」と言えそうです。要点は3つあります。①要求内容が妥当でないこと、②要求の実現手段が社会通念上不相当であること、③労働者の就業環境が害されること、の3つです。

 セブン・イレブンでも上記3点に照らして問題ありという事案が多発しているのでしょう。相手は従業員の名札をみて「〇〇!、謝れ!!」などと大声を出す場面もあるのでしょう。このような状況下で自分の名前を連呼されることは心身を不健康に陥れるに違いありません。

 セブン・イレブンの対応をみて右に倣えをするCVSが増えてくるかもしれません。お客様はどんなことを言っても許される訳ではありません。私も単純湯沸かし器的なところがあります。対人関係においては十分心して接していきたいものです。