7月3日から紙幣の顔が変わります。今日は6月18日、7月3日までに15日となりました。ネットで日本銀行券を検索したところ、国立印刷局のウエブがありこれをクリック。新しいお札の顔、渋沢栄一、津田梅子、北里柴三郎がお札の顔として輝いていました。
地元紙の大分合同新聞に載っていたのですが、北里柴三郎は幼少時代に玖珠町で暮らしていたとか。何か身近に感じてしまいます。惜しむらくは郷土の偉人で40年間も一万円札の顔として張ってきた福沢諭吉が消えることです。しかし私は渋沢栄一が大好きなので福沢諭吉が去っていくのは良しとしました。
ある顧問先はチケットを券売機で発券しています。社長に「新札への対応は大丈夫ですか?」と訊いてみました。社長は「紙幣が切り替わると発表された時点で券売機メーカーに予約を入れました」。7月3日までに新札対応はできる見通しです。数年先をみての経営をしているな~と感じ入りました。
「現行紙幣が使えなくなることはありません」と当局やメディアが真剣に報道しています。何故か。これを詐欺の絶好の機会として捉えて善良な市民からお金を奪取する輩が出現する可能性を捨てきれないからです。お年寄りや若年者でも判断能力が衰えていると「そんなことがあるかい!」と反論しても、詐欺を持ちかける方はあの手この手で騙そうと企んでいます。
私達は防衛策を張り巡らさないといけません。1つ目は多様なメディアから情報を取るということ。特定のネットしか見ないというのはとても危険です。2つ目は電話やSNSがかかってきたら、第三者に「これどう思う?」と訊いてみること。第三者は冷静に判断してくれます。3つ目は「自分は詐欺に遭わない」と信じ切らないこと。言葉巧みに相手のペースに乗らされる、これが詐欺被害者の実態です。
人として許せないのですが、人を騙す事にひとかけらの罪悪感を感じない輩がいることを理解しておきましょう。「自分は詐欺にかからない」ではなく「自分も詐欺被害に遭う可能性がある」と考えて、日ごろから被害に遭わない対策を考えておきましょう。