食料品価格の値上げラッシュが今年も続きそうです。帝国データバンクが上場・非上場の食料品大手企業195社を対象に、今年の価格引上げ状況について調査を行いました。それによれば、値上げした品目数は1月から3月までの3か月間で2万品目を超えたそうです。昨年・2022年度は年間で2万5768品目だったとのこと。この流れが続けば今年7月には3万品目を超える可能性が高いと予想しています。
マヨネーズ大手のキューピーや味の素。今年4月に家庭用マヨネーズを値上げしました。値上げは2021年(令和3年)以降4回目だと言います。一挙に価格引き上げることは客離れを引き起こします。そこで少しずつ値上げをするという作戦を取っているのでしょう。マヨネーズは鶏卵を使用します。鶏卵価格が上昇しているのは承知のとおり。1度や2度の値上げではコストアップを吸収できていないのです。
円安が続いています。現在の日本経済の実力を推し量ると対ドルで135円が妥当とか。この水準を巡る攻防が為替相場で繰り返されています。円安により輸入物価が押し上げられています。食品企業のみならず各社の原価構造は極めて厳しい状況下に置かれています。食料品に関わらず今年も確実に値上げラッシュが続くことが予想されます。
エンゲル係数をご存知でしょうか。家計の消費支出に係る食料品支出の割合を示します。直近では27%となっています。余暇支出等を我慢しても「食べない」という選択肢はありません。1回に食べる量や品目を減らすか、食べる回数を減らすか等の対策を各家庭では行っていると思います。
賃金アップも必要です。政府による家計支出支援策も必要です。奢侈に走っていた生活習慣を改めることも必要でしょう。食品に限って言えば、食べ残しは厳禁に値するかもしれません。いずれにしても食料品価格の継続的な値上げという現状が続くことを想定して、食生活を見直す時期になっていると言えるのかもしれません。