今年４月１日から、中小企業でも月６０時間超の時間外労働の割増賃金率が５０％以上に引き上げられました。そこでよく相談をいただくのが、月の途中が賃金締日にあたる場合どうしたらいいのか？ということです。これについては、今年の４月１日から労働させた時間について割増賃金の引き上げの対象となります。なので、毎月１５日が給与の締日の場合、３月１６日～３月３１までの時間外労働が６５時間だったとしても、６５時間全てについて割増率２５％で計算をして構いません。４月１日～４月１５日までの時間外労働が６５時間であれば、超過した５時間について５０％の割増率で計算する必要があります。
今年４月分の給与計算時のみ、こういった扱いとなりますので注意が必要です。