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玉ねぎの苗をゲットするのに、店頭に何時間も並ばないといけない!

 いつもは円安の話ですが、今日は私の野良仕事の話です。と話しを進める前に、円がとうとう1ドル150円台となりました。国会ではインフレ手当云々という議論がなされていますが、話は単純です。為替相場を今年初頭の110円前後に戻せば良いのです。物価高は相当程度緩和されます。貿易赤字も大幅減となります。確実です。その為には政府や日銀は金融政策の大幅な変更をすべきです。優柔不断なトップが国政のリーダーとなっていることに情けなさを感じてしまいます。とここまでで円安の話を終了です。

 昨年の秋、畑に玉ねぎを植えたところ、今年の5月に芳醇な実りを得ることができました。大きな球ではなかったのですが、「本当に玉ねぎが出来た」と妻と大喜び。早速、我が家の食卓にのぼりました。ところがです。今年は玉ねぎの苗がない!のです。ホームセンターから玉ねぎの苗を買うのですが、昨年は楽に手に入れたのに、今年は不作とやらで入荷数が極端に少ないのです。

 妻は近くのハンズマンに並んだところ、「お1人3束まで」とのお触れがあり、既に数十人は並んでいたとのこと。「これでは買えない。自分のところまでにはなくなってしまう」と諦めてしまいました。そのことを聞いた私は、「では明日早朝から並ぶよ」と威勢よく、7時の開店と同時に店頭で並ぼうとしました。でも入荷日は10時半以降とやらを他の人達は知っている様子で、9時前後まで店頭には人はまばらの状態。でも来店した何人かは「玉ねぎの苗はありますか?」と店の人に訊いているのです。私達夫婦と同じく、玉ねぎを植えて来春の収穫を楽しみにしている人達が多いのです。

 さて、話は続きます。私が店内をうろうろしていると、妻から「今、どこにいるの?」との電話がかかりました。そう、並ぶのを交替したのです。妻に事情を説明した後、私は事務所へ直行し仕事を始めました。何で玉ねぎが不作になったのでしょうか。事情はよく分かりません。しかし、天候異常が背景にありそうだと邪推しています。農作物の適品種が変ってきています。土地は動きません。しかし天候は暖気化しています。例えば、大分県ではお米の品種はヒノヒカリが多かったのですが、ここにきて暑さに強いなつほのかの作付けが増えてきたと言います。

 私が玉ねぎの苗が欲しい為にハンズマンの店頭に並ばざるを得なかったのは、絶対に地球温暖化のせい!なのです。私の余暇の楽しみ、野菜づくりを危機に陥れる(笑)地球温暖化は本当に困りものです。今良い知らせが手元に届きました。苗三束ゲット!との連絡が妻から入りました。妻と私の共同作戦、大成功で幕を閉じました。完全勝利です!!!