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日本の入国管理は厳しい~!

 私用で米国のハワイに行ってきました。出国前の日本は梅雨入り直前で、帰国後は梅雨入りしていました。梅雨入りした後、じめじめした日々が続いています。ハワイは常夏の国で暑いのですが、空気が乾燥しているのか蒸し暑さは感じませんでした。

 2年前からのコロナ禍。今回の出国と入国の手続の煩わしさ、本当にへとへとです。先ずは出国手続き、出国当日に抗原検査を受けて陰性証明をデジタルで取得します。先ずは検査を予約しなければならないのですが、全てネット経由。検査する件数が少ないという噂から、確実に検査ができるかドキドキでスマホを操作します。結果はOKで、また羽田空港での出国手続きもまあスムーズにできました。

 ハワイでの入国手続きも日本で陰性結果を受けて飛行機に搭乗していることから、昔の海外旅行の経験と大差ない入国検査で済みました。ところがです。日本へ再入国しようとする際の手続きが、面倒でメンドウでめんどうで本当に困り果てました。

 最初に再入国前一定時間内にハワイにてPCR検査をしなければなりません。これはネット上で予約ソフトをダウンロードしてから申込みます。私のスマホはアイフォーンですが、エラーが出てこのソフトのダウンロードができません。「何故?私だけが...」。同行したメンバーはダウンロードできたのにできません。これではネット上でのPCR検査の受検予約ができません。紙ベースでもできるのですが、紙の量は膨大になると聞いて「ぐっ~!」と落ち込んでしまいました。

 何とか挑戦して検査予約ができ、私を含む同行者全員の陰性証明をネット上でゲット。「さあ~、これで入国できるぞ」と思いきや、帰国便が到着した羽田空港でひと悶着。なんと2時間も空港内を検査、確認、チェックで歩き回るのです。その都度、スマホに登録されている陰性証明のQRコードを見せ、パスポートを開くのです。

 極めつけは最後の税関です。ここでも「QRコードを用意して下さい」とあるので、ついコロナ陰性証明と思いきや別の証明コードだったのです。折角並んだ行列から離れて別の場所へ移動。税関職員から「このコードではない」と言われてまた行列に並び直す。これには同行者も怒り心頭です。

 このような入国時の流れを実際に体験すると、「日本に戻ってくるな」と暗に言っているようにしか思えません。入出国の手続きを緩和させた国々から来日する外国人も手続きの煩雑さにうんざりするのではないでしょうか。

 コロナ鎖国という言葉があります。今回のハワイ旅行の体験はこのコロナ鎖国が現実にあるのだということを実感しました。また日本国は周回いや数周回遅れの社会・経済活動を行うのでしょうか。少し情けない思いです。