私は12月3日に満66歳となりました。前期高齢者の仲間入りをして2年目に突入です。私事ですが今年に墓をつくりました。自然葬式でお骨を墓に入れて大地に戻すという方式です。人は歳をとると共に老いていきます。仕方ありません。両親もまたその両親も、ご先祖様が辿ってきた道なのですから...。しかしその最後の日までは元気で過ごしていきたいという願いは誰しもが持っていると思います。ということで、今日は健康年齢についての話です。
今日の日本経済新聞や大分合同新聞に、大分県の男性の健康寿命が全国一位になったという記事が掲載されていました。女性は第四位だそうです。日本経済新聞では紙中にまあほどほどの大きさの記事で、大分合同新聞は一面にど~んと大きく掲載されていました。それによると男性の健康寿命は73.72歳(73歳8か月と20日程度)、女性の健康寿命は76.60歳(76歳7か月と7日程度)となっています。
これからは全国平均の数字が続きます。男性の平均寿命は81.41歳で健康寿命72.68歳との差は8.73歳だそうです。同じく女性は、87.45歳、75.38歳、12.07歳となっています。平均寿命は今オギャーと誕生した赤ちゃんがどの位生きられるかを示しています。一方で、65歳に到達した高齢者100人が90歳まで永らえる割合は男性が1/4、女性が1/2という統計調査もあります。統計は見方、使い方によっては色々な解釈ができるので注意しなければなりませんが、少なくとも私に置き換えると「75歳位までは自活できそうだ」と多少の安心感をもたらせてくれます。
さて健康寿命という考え方ですが、「他者の支援を必要とせずに日常生活が送れる」という状態を指しているようです。健康寿命より平均寿命が長いのは、「他者の支援がないと日常生活が送れなくなる」という時間が必ずやってくるということを示唆しています。「家族を含め他者の支援を可能な限り必要としない」為に、私たちはどのようなことができるのかを考えなくてはなりません。
先ずは体力です。歩くこと、外出すること、仕事をすること、スポーツをすること...。自分の体を
いたわりながら、筋力が極度に低下しないように心掛けたいものです。次は知力。読書をする、新聞を読む、新たなことに挑戦する、色々なことに関心をもつ、旅行をする...。体力は加齢と共に必然的に落ちて行くようですが、知力・脳力は刺激さえ与え続ければ急激に衰えることはないそうです。
更には人間関係の維持。人は社会的な動物です。他者との関りとの関係で、自分の立ち位置を判断していきます。外出が億劫になったからと社会との関係が希薄化すると元気が徐々に萎えていきます。趣味の仲間を持つ、電話をする・葉書を出すなどのマメになる、自治会活動に精を出す、SNSに投稿する...。社会から隔絶された状況にならないようになりたいものです。