· 

動物を飼うということ

先日、実家に戻った際飼っている猫が車に足をひかれてしまいました。直接見ておらず、命の危険があるかもと急いで病院に連れて行くと、幸い骨折しただけでした。添え木をしてもらおうと母は考えていたようですが、昔と違い、今は人間の様に元通りにするための治療しか行わないと言われました。つまり手術をするのです。そこではできず、紹介された病院の金額は13万。とても払えませんでした。

申し訳ないという母に、先生は昔はレントゲンなどの機材も少なく、簡単な処置しかできなかったけれど、今はできるようになり、獣医は人間の治療と同じように治すことを求められるようになった。命の危険は少なく、多少不自由でも歩けるようにはなるだろうから、このまま自然に任せるのも一つの方法。その選択は、飼い主にしかできないと言われました。

実家の猫には申し訳ないけど、ネズミなんかほっといていいから(もともと取ってはくれなかったし)、のんびり過ごしてと、自然治癒を選択しました。

正直、治してあげられる手段があるのにしないというのは、母にとっても酷な選択です。動物を飼う責任を考えさせられました。