3月25日(木)、福島県のJヴィレッジでスタートした2020東京オリンピックの聖火リレーが、いよいよ大分県でも挙行されます。4月23日(金)と24日(土)の2日間、県内の全市町村で聖火ランナーが公道を走ってリレーします。
ところで、大阪府等の幾つかの自治体では新型コロナウイルスの感染者が急増したことを受けて、公道での聖火リレーを中止しました。聖火リレーを見ようと大勢の観衆が集まることで、コロナ感染を防止する基本、3密(密閉・密集・密接)が保てないというのがその理由です。各自治体の長の判断に賛否両論があるかも知れませんが、感染者急増の実態を知るにつれ、賛意を表する市民が多いものと思います。
今日(4/16)の大分合同新聞で、大分県が聖火リレーの行程に係る広報を出していた一方で、自民党の二階俊博幹事長が「東京オリンピックの中止も1つの選択肢」との発言をしたとの記事も出ていました。この発言にびっくりしたのは私だけではないでしょう。
確かに新規感染者数と重症患者数が急増し、病床使用率も高率になり、専用病院では新規感染者の受入れが困難になってきています。しかしこのような事態は「想定内の出来事」と言えなくもありません。緊急事態宣言の発出を抑え、かつまん延防止措置という一段階下の防止対策を政府は勧めてきました。強制力が弱く、また適用範囲が都道府県全域ではなく指定市町村という手法から、感染者の増加は予想できたと思います。新型コロナウイルス対策分科会の尾身茂会長は、第4波がきているという発言も国会の質疑応答の中で行っています。
自民党は与党です。幹事長は党内では実質No1です。政府を支えるべき与党のトップが、東京オリンピック中止に言及したとなると、関係者のこれまでの労苦をないがしろにするものだと言えなくもありません。政府、与党、霞が関等々、日本のリーダー達の迷走に不安を持つのは私だけでしょうか。