後期高齢者医療制度の特別徴収について

先週土曜日に実家に帰ったところ、父(75歳)から「後期高齢者の健康保険料の督促状が届いた。口座振替の手続きをした控えもあるし、これまで国保の保険料は年金から徴収されていたのに…これは払わなければいけないんだろうか?」と相談を受けました。私も後期高齢者医療制度の保険料は基本的に年金からの特別徴収のはずなのに何故?と不思議に思い、市町村のHP等を調べてみました。すると、75歳に到達し後期高齢者医療制度に移行してからしばらくの間は普通徴収となり、納付書によって保険料を納める必要があることが分かりました。保険料を徴収する市町村と年金機構との事務処理にある程度の期間が必要となり、すぐに年金から徴収することはできないのだそうです。確かに、父も普通徴収になってすぐ銀行の勧めによって「口座振替」にしたのですが、口座振替の事務手続きが間に合わず最初の1月分が未納となっていました。口座振替の手続きも大体1~2か月は期間を要することを考えると、年金からの徴収にある程度の事務処理期間があって当然かなと一度は納得しました。しかし、国保に加入していた被保険者が75歳に到達し、後期高齢者医療制度に移行することは分かっていることだから特別徴収にすることは簡単なことではないのだろうか?と少し疑問にも感じました。今後マイナンバーの利用等でスムーズに特別徴収へ移行できれば被保険者も楽ですし、何より保険料の未納も防ぐことができ良いのではと考えた週末でした。