今年もお盆の季節がやってきました。今年は8月8日(土)から休みを取り、16日(日)まで9連休とする人たちもいるとか。9連休と聞けば「何とも羨ましい!」というのが「昨年までの」実感でしょうか。今年は新型コロナウイルスの新規感染者拡大傾向を受けて、飲食店や宿泊業、テーマパーク等娯楽遊技施設などで事業経営が大変厳しくなっています。経営者の苦渋の選択として「長期休暇、休業をせざるを得ない」という結果が、9連休という形で表れているのかも知れません。
政府が7月22日にスタートさせたGo-Toトラベルキャンペーンが不発のようです。コロナ新規感染者数増加防止に対する政府と都道府県知事の方針・施策に不協和音が生じています。政府はお盆期間中の移動制限は特に求めないとする一方で、東京都などの一部自治体の長は移動自粛を求めるなど、チグハグ感は否めません。
今年のお盆は特別なお盆です。都会に住む若夫婦がちっちゃい子ども(祖父母にとっては可愛いお孫さん)を連れて、実家へ帰省する。父母の元に兄弟姉妹が揃い、そして子供たちのワイワイガヤガヤと喧騒の中、昼夜を過ごしご先祖様を偲ぶ。まあこんな情景がお盆の一般的な過ごし方でしょうか。それが帰省できないとすると、どうなるんでしょうか?
リモート帰省やオンライン帰省という言葉を見聞きします。PC、タブレット、スマホのデジタル機器を使って、テレビ通話をしようというもの。確かに孫やおじいちゃん・おばあちゃんの姿と声は聞こえます。しかし、画面の域を超えた温もりが伝わってきません。やはり、直接会っての歓談がはるかに嬉しいことでしょう。
しかし、今年に限って無理をいってはいけません。コロナの脅威は高齢者ほどより高くなっています。今年、それもお盆の時期だけ我慢をすれば、また楽しい時間が近い将来やって来るに違いありません。そう期待したいお盆の時間を過ごす私です。