健康保険・厚生年金の保険料率が3月分より改定されておりますが、保険料の計算は専用のソフトを利用されている会社も多いと思います。
しかし、ご自分で手計算されることもあるかもしれませんので、まとめてみました。
厚生年金の保険料率は現在18.3%。標準報酬月額は千円単位ですので、保険料率をかけても円未満の端数がでることはありません。折半して被保険者負担分を算出することができます。
ですが、健康保険料の場合は10.17%(40歳以上の方は介護保険料(1.79%)も含まれるため11.96%)となるため、折半して被保険者負担分を算出すると円未満の端数がでます。この場合、給与から天引きする場合と、被保険者が事業主へ現金で支払う場合とで大きく違います。
①給与より控除する場合
50銭以下切り捨て、50銭を超える場合は、切り上げる。
(例:5,593.5円→5,593円。8,491.6円→8,492円)
②被保険者が現金で事業主へ支払う
50銭未満切り捨て、50銭以上は切り上げる。つまり、四捨五入する。
多くの場合は、給与より天引きされると思われますので、計算方法にご注意ください。