「忙中閑あり」という格言があります。毎日忙しい、忙しいと言っていても、どこかに隙間時間があるものだという意味だと思います。私の事務所は所長である私のほか、パート職員2名で動かしています。主として私が経営コンサルタント業(中小企業診断士)に携わり、パート2名に社会保険労務士や行政書士の分野を担当してもらっています。
社労士業務は労働保険や社会保険の手続等をしますので、顧問先の社員に入社や退職等の異動があれば、所轄官公署への届出が発生します。よって、超多忙という訳ではありませんがそれなりに事務処理が日々発生します。最近は新型コロナウイルス関連で、注目の雇用調整助成金の計画届や支給申請の依頼がありますので、少々テンパっている感はあります。行政書士業務は時折発生するという流れでしょうか。
このように、頑張ってくれているパート2名の傍で、私は読書三昧の時間を過ごしています。というのは、顧問先等での研修が「なくなった!」からです。これまでは研修等に費やす時間が私の勤務時間の半分以上はありました。資料作り、研修当日、その後のフォローなど、結構な時間をかけてサポートしていたのです。その時間が「なくなった!」のですから、「さて、どうしよう?」という笑えない事態が私に襲ってきました。
私は齢64歳です。今年の12月に「めでたく(?)、前期高齢者の仲間入り」を果たします。その一方で、私の主戦場は経営コンサルタント業です。お客様の突然の質問等にも「私の意見はこうです。その理由は・・・」と即座に応えられるだけの能力(脳力・悩力)を身に付けておく必要があります。日刊紙のほか定期購読誌に目を通すのは勿論ですが、年間で?冊以上の読書を行なおうと目標を定めています。4月末時点で、年間目標の半分近くまで実績を伸ばしました。
私の読書はネット活用ではありません。リアルな本をアマゾン等で購入し、読みながら気になった箇所に線を引く、本に直接メモをするというやり方です。本の探索は日経新聞等の広告欄等を参考にします。こうして、活字を読むという習慣を身に付けていることから、65歳(前期高齢者)間近になっても私の脳みそは頑張ってくれています。こういう性格と体力を身に付けてくれた今はなき両親に感謝です。