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新型コロナウイルスと企業の社会的責任

 企業の社会的責任(CSR( corporate social responsibility))を今回の新型コロナウイルス対応で思い知らされました。政府が出した小中高の3月2日からの休校要請、この要請に真摯に対応しようとするとお母さん達は職場との調整に苦慮するに間違いありません。

 パートさんであっても大変ですが、医療従事者等の専門職は本当に大変だと思います。その仕事(職務)を担当するには(小中高の子どもがいる)女性専門職が不可欠な場合もあるでしょう。また小中高の子どもがいる)お母さん従業員が部課長という重責を担っているときは、重要な意思決定に遅れが発生するかも知れません。当事者である女性従業員だけの問題ではありません。企業・組織の円滑な運営にまで影響を及ぶことが想定されます。

 3月14日に政府から終結宣言がでれば良いのですが、更に延長するという追加要請が出されたときは、更に企業・組織のトップは苦渋の選択を求められるかも知れません。当面の売上や利益の減少を覚悟して、(小中高の子どもがいる)お母さん従業員をサポートする覚悟が必要となる場合も発生するでしょう。企業の社会的責任を果たすという覚悟が、今の経営者に求められているのです。

 仮に、自社・自組織の利益を優先して(小中高の子どもがいる)お母さん従業員に出勤等を強制した場合、SNS等に悪評が投稿されるかも知れません。上手に対応している会社・組織は非難を浴びない可能性が高いです。前者のパターンでは辛辣な評価が市場から下されるかも知れません。

 「前門の虎、後門の狼」、リスクが共に降りかかるとしたら、売上と利益の減少というリスクよりは、市場からの評価急落というリスクの方が、経営(継栄(継続的な繁栄))という観点から影響度は大きいと思います。

 ここは耐えましょう。日本国のために、そして自社・自組織の未来のために。今回の新型コロナウイルス対策への対応の仕方によって、自社・自組織の未来が決するかも知れない。そのような予感がして

なりません。