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消費税率10%引上げの影響はまだ続く

 久し振りのブログ投稿です。ITは難しい! 些細なトラブルで投稿や検索などができなくなります。当職事務所では今年(令和2年)に入ってから、私のPCを含めて3台のPCからブログ投稿ができなくなりました。専門家の手を借りて何とか回復したのですが、今後もスムーズに行くかどうかが心配です。

 さて、今日(02-01-31)の日経MJに昨年10月に実施されました消費税率10%への引上げの影響が報告されていました。前回の引上げ時よりも影響が長引いているという報告です。特に外食のダメージが強いようです。昨年の忘年会や今年の新年会を挙行された方はどの程度あるのでしょうか。記事によると回数を相当減らした人が多いようです。忘年会需要を期待していた居酒屋等飲食業界の売上減少は深刻ではないでしょうか。

 その一方で、日本経済新聞等にも報道されているところですが、マクドナルドや牛丼の吉野家等では商品戦略が成功し客数増や売上増を達成しているといいます。食品は軽減税率が適用されて消費税率は8%、他方外食は10%が適用されています。よって、マックや吉野家も消費税率は10%が適用されています。しかし増客・増収を達成している。このことは何を意味するのでしょうか。

 一般的に、多様な経営環境から受ける企業成績の影響度は外部環境の影響が45%、内部環境の影響が55%と言われています。外部環境変化の影響はどのような企業でも等しく受けるはずです。その影響を軽減し、「環境変化(リスク)は成長への絶好の機会だ」と捉えれば、市場・マーケットへ提供するサービスや商品等に新しい基軸が打ち出せるはずです。環境変化はイノベーションを起こすエンジンとなりうるのです。経営トップらの環境変化への姿勢が、減客・減収に苦しむ企業と増客・増収となっている企業との明暗を分けているように思います。