公立教員の労働時間を年単位で調整できる変形労働時間制の導入を盛り込んだ教職員給与特別措置法が可決、成立しました。繁忙期の勤務時間の上限を引き上げるかわりに夏休み期間中にまとめて休日を取得できるようなるそうです。自治体の判断で2021年4月~年単位の変形労働時間制を導入できるようになるということですが、これで以前から問題となっている教員の長時間労働が改善できるのでしょうか?
小学校教諭の友人をみていると1年間ずっと繁忙期といった印象なので、1年間の変形労働時間制にしたところで改善できるのか疑問です。しかし、残業時間の上限を月45時間、年360時間とする文部科学省のガイドラインを文科相が定める「指針」に格上げする内容も盛り込まれているようですし、これにより少しでも教職員の方々の長時間労働改善に繋がるよう期待したいと思います。