3月3日(日)の桃の節気は雨でしたので、晴耕雨読で[菅原勇一郎、「東京大田区・弁当屋のすごい経営」、扶桑社]という本を読んでみました。東京で日替わり弁当店を展開している会社で、玉子屋という会社の社長が著者です。実はこの会社は日経MJでも5年以上前から紹介されており、私は気になっていました。
毎日6万食以上、日替わり弁当のみ、契約事業所のみへの配達(10食以上ないと契約せず)、450円の売価で、年商60億円、従業員数600人という会社です。こ本の末尾に「事業に失敗するこつ12個条」というモノが記載されていました。これが面白かったので記載しました。一読をお勧めします。
第1条 |
旧来の方法が一番良いと信じていること |
第2条 |
もちはもち屋だとうぬぼれていること |
第3条 |
ひまがないといって本を読まぬこと |
第4条 |
どうにかなると考えていること |
第5条 |
稼ぐに追いつく貧乏なしとむやみやたらと骨を折ること |
第6条 |
良いものはだまっていても売れると安心していること |
第7条 |
高い給料は出せないといって人を安く使うこと |
第8条 |
支払いは延ばす方が得だとなるべく支払わぬ工夫をすること |
第9条 |
機械は高いといって人を使うこと |
第10条 |
お客は我がまま過ぎると考えること |
第11条 |
商売人は人情は禁物だと考えること |
第12条 |
そんなことは出来ないと改善せぬこと |