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公庫へ融資のお願い

 今日(9/4)の午前中、郡部の顧問先の社長に同行し、別府市の日本政策金融公庫別府支店と大分市の同公庫大分支店へ伺いました。用件はものづくり補助金に関連して新規設備を導入する資金調達の可能性を探るためです。別府支店は国民生活金融公庫が前進であり、また事前に訪問の旨を伝えていたこともあり、丁寧に融資についての相談に乗ってくれました。しかし、無担保融資枠を超えそうだからと大分支店中小企業事業を紹介して頂けました。

 ここまで良かったのですが、大分支店で社長と共に事業説明等を行ったのですが担当者の反応が今一つ。というか、途中からノーのオーロラが出ているのです。どうも、中小企業事業ではこれまで融資をしたことがない業界のようで、その業界について「全くの素人状態」だったのです。極めつけは、「他の公庫で融資が可能と思います」と別の金融公庫名を持ち出され、椅子から腰を上げようという意思が見え隠れするのです。

 私はこれまで中小企業事業に厚い信頼を寄せていました。過去には、同じ大分支店の担当者に別の顧問先の融資に協力して頂きました。ありがたいことです。支店長が狭い私の事務所に来られたこともあります。でも、今日の担当者の立ち振る舞いを観て、経営者に「中小企業事業に当ってみては」とお勧めすることはできなくなりました。

 「その業界は取り扱っていません」等と最初に言ってくれれば、数十分の時間は互いに無駄にならなかったと思います。担当者の気持ちの入り方、対応姿勢等改めて考えさせられた時間でした。