労働生産性=付加価値/従業員数(労働時間) という記事が目にとまった。
日本の労働生産性が低いと言われるのは、分母側(ムダな仕事や長時間労働)の要因と、分子側(製品やサービスの付加価値が低い)の要因があるという。
その記事を見た翌日に、『家政婦』という職業で活躍されている女性が、紹介されている番組があった。料理を専門とする家政婦だそうだ。お客様の自宅にある食材を使って約3時間で一週間分のおかずを作るサービスをされているらしい。
彼女は、仕事に子育てに追われ、家族と一緒にゆっくり過ごす時間がないお母さん達を見て、「家族をつなぐ食卓をつくるお手伝いができたら。」と思い、この仕事を始めたそうだ。
お客様からは、『子供と一緒に遊んで、一緒に座って久しぶりにゆっくり話すことができた。』『苦手だったほうれん草を食べることができるようになった。』『夫婦のけんかがなくなった。』など沢山の嬉しい反応があり、今は予約で3ケ月以上先までうまっているらしい。
子育てに仕事にと追われているお母さん達からすると、彼女の付加価値はとても高いだろうと思いました。そして、彼女の『きっと本当は、お母さん達も自分で作りたい。だから愛情込めて、家族の事を考えて、少しでもそんなお母さん達を助けることができたらいいな。』という言葉を聞いて、とてもあたたかい気持ちになりました。